
案内板を読むと「むかし日本中の天狗たちが年に一度づつ集まってその技を競い合った」というから面白い。
道の両側に天狗の面がこちらを睨んでいるようで、気になってよく見ると恐ろしい顔立ちだが、それぞれ表情に個性があってケッコウ楽しい。この調子ではどうやら祟られる心配はなさそうだ。
いつもサッと撮って歩いていくオート専門ですが、簡単で気に入っている。たまたまワンポイントカラーというシーンモードを見つけ、どんな感じに写っているか分からないが一度試してみよう。
カメラのシャッターを押しながら上がって行く。展望台から見下ろすと深い谷底に木曽川が流れ、その上流に笠置ダムが見える。
天気の良い日をねらって出かけたはずだったが、雲が多く白山、御嶽山、中央アルプスの眺めはゼロだった。少し残念だが仕方がない。晴れた日が続く時に出なおそう。

<この雪の中よく来た>
<そっちは違いますよ。道はこっちですよ>
<この先はヤブがひどいから向こうの尾根に出たほうがいい>
<これだけ景色のいい所はそうそうあるもんじゃないからゆっくりしていってくれ>