
松平郷へ入って行くと道の左側に「東照宮」というお宮があって、松平屋敷跡らしい。ここから何代もかけて岡崎、三河平野へ出て行ったのだが、かなり山の中だ。家康も用いた産湯の井戸というものもある。
その上に小さな寺だが徳川家の祖・徳阿弥の菩提寺「高月院」があった。山門から本堂まで続いている白壁の参道が美しい。墓所に廻ってみると徳川家先祖の墓が三基安置されていて思っていたより小さく質素な墓だった。
しばらく境内で休んでいたら、本堂でお勤めをしている老婦人を見かけた。近頃は観光バスも入って賑わっているらしいが紅葉の季節には早すぎて、おがげで静かな散歩を楽しめた。
腹が減ってきたと思ったらもう12時を廻っている。公園そばの「天下茶屋」に入り名物の麦トロロご飯を注文、その後土産に「天下もち」を買った。麦トロロご飯は素朴な味だがうまい。おかずにゴボウの漬物が付いていた。









