
脇本陣、神明神社など見どころが多い所で、むかしは皇女和宮も泊り賑わっていた本陣は旧大湫小学校になっていた。本陣跡の前に宿場町に一軒しかない茶店「こぶし」があって、名物の五平餅だが営業日でなく食いぞこねた。
この際空腹を感じさせない程度にして、のど飴をしゃぶりながら歩くことにした。水分だけは十分補給しておこう。観音堂の境内に入って行くと芭蕉句碑がある。当地での作ではないが、芭蕉100年忌に大湫宿の俳句グループが建てたものだった。
宿場町を通り抜けてしばらく行った先が琵琶峠の東上り口になっている。すぐ前を県道65号線が通っており、旧中山道がきれっぱしのように残っていた。頂上には馬頭様や皇女和宮歌碑が置かれている。途中見晴らし台に上がってみたが、木が育っていて見晴らしは全くない。
標高550mの琵琶峠は傾斜もゆるく、思っていたより歩きやすかった。峠を越えて石畳の道をドンドン下って行って行けるところまで行ってみようと思ったが、炎天の中を歩くには暑すぎる。あきらめて引き返した。

旧大湫小学校の校庭入口に皇女和宮御歌碑があった

本陣跡前の宿場町

茶屋こぶし

「花ざかり山は日ごろのあさぼらけ」と書かれていた観音堂の芭蕉句碑

観音堂から見た大湫の田園風景

大湫宿

琵琶峠東上り口碑

琵琶峠の石畳

琵琶峠の頂上は近い

峠にあった馬頭様と皇女和宮歌碑