
もしつまらなかったら白狐温泉で一風呂浴びて帰ろう。登山口から大手道を上へ登って行く。構造は本丸からV字形に伸びた尾根の先に出丸がある。谷間が大手道で、鶴が羽を広げたような形に見えないこともない。
二万5,000分の一の地図を見ると山城の地形が分かる。ひととおり見てみよう。二の木戸を通り抜けた左の広場が「西出丸」。奥へ入って行くと、その先は中央自動車道で削り取られていて、ゴウゴウという車の騒音がここまで聞こえてくる。
反対側の「東出丸」から一段高い二の丸に御殿があったらしい。上に「葵の井戸」というものがある。本丸に立つと見晴らしは良く静かだ。来た甲斐があったというもので正解だった。
背後は90度もあるだろうか、切り下がった深い堀切になっていて、城を築くにはピッタリの場所だ。西の土塁を伝わってヤブ漕ぎしながら下りて行ってみると西出丸とつながっていた。
城下町や中央アルプス、恵那山を眺めながらのんびり弁当をひろげるのもいい。

城下町から鶴ヶ城

鶴ヶ城跡碑

西出丸跡

西出丸から中央自動車道

葵の井戸跡

手水鉢

東出丸跡

東出丸跡から城下町

本丸から中央アルプス

本丸から恵那山

本丸